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■ 第2世紀の早稲田へ
創立125周年の節目を迎えた早稲田大学は、「第2世紀の早稲田」へと飛躍を図っています。これに合わせ大学では周辺商店街と一体となるカルチェラタン(パリ大学町)を目指し、正門前整備計画が行われています。(設計:早稲田大学正門前整備計画設計室・代表 戸沼幸市名誉教授)
今回の施工例作品はその計画の一環として建設された「小野梓記念館」と「大隈記念タワー」を紹介。INAXのタイルと衛生陶器が採用されています。
■小野梓記念館のタイル
「小野梓記念館」の外観は、近接する佐藤功一の「大隈講堂」をはじめ、旧図書館、1号館など歴史的建築物、及び周辺の町並みと調和するよう、高さを地上4階までにおさえています。蔵のような雰囲気を示す壁面のタイルは、「大隈講堂」を意識した焦げ茶色の細かいスクラッチタイル(75×190×13ミリ)。濃淡のあるタイルが太陽光の具合によって微妙に表情を変え、きめ細かい質感を漂わせています。
■ 大隈記念タワーの外観、外壁
外観は土系磁器タイル(柱型、壁、腰壁)、金属(W模様の屋根、スチールダンパー、窓枠アルミサッシ、窓台)などによって構成されています。
外壁のPCタイルは磁器タイル(50×150×7ミリ)で、建設時(昭和2年)の大隈講堂の茶系のスクラッチタイルの色合いを再現しています。大まかには3種類の濃淡がありますが、ピース1枚1枚はすべて異なり、人工的というよりも自然の質感があり、近くでみると非常に柔らかい雰囲気を醸し出しています。大隈講堂の70年余りのエイジングしたスクラッチタイルの貫禄と、新品の初々しさとのコントラストが表現できたと設計者は語っています。
■ 大隈記念タワーの水廻り
1辺が20mの正四角形の建物のため、コアを最小にして教室部分を最大にとることが大きな課題でした。
このため地下1階、地上2、10、15、16階のトイレスペースには男子、女子、多目的トイレを設置し、他の教室階のトイレは隔階に男子、女子を分けて配置しています。そして階段室に隣接させ、避難階段を有効活用しています。
トイレ内装は清潔感のあるホワイト色でまとめ、壁面の一部にタイルの模様張りを施し、アクセントを付けています。
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